阿部和重っていうのは、悩ませる。この作品集も僕自身の中にある気恥ずかしさを目の前に突き付けてきた。中でも「みなごろし」は、阿部作品によく登場する、自意識過剰で物事を表面的にしか理解できない、あるいは思い込みの激しい人物が、浅はかな考えプラ…

チャンネルNECO。 名作「雑居時代」の元になった作品。 出演：石立鉄男 大坂志郎 冨士眞奈美 宮本信子 岡田可愛 ほか 石立鉄男が若くて、痩せていて、たぶんこの頃は２枚目路線だったんだろう、そんな風にあらかじめ考えながら観ると納得いくドラマ。 意地っ…

【作・演出】細川徹 【出演】皆川猿時 近藤公園 坂田聡 小浜正寛（ボクデス）・BOSE（スチャダラパー）／五月女ケイ子 大堀こういち 【公演日】2009年11月26日（木）〜12月2日（水） 初日に観た。 今回の公演は、「感想＝ネタバレ」になるような気がしたので…

漫画家楳図かずおの日常を追ったドキュメンタリー映画が今日から上映。そういえば、楳図かずおのプライベートって、意外と分からない。吉祥寺伊勢丹で散歩途中の姿を見かけるくらいか。 映画 『グワシ！楳図かずおです』 公式サイト

まず、主題歌「レットイットビー」を歌ってるのがビートルズではなかった。鹿賀丈史の金田一耕助は意外とよかった。 ちょっと抜けている感じが金田一にぴったり。「悪霊島」はたしか、横溝正史の最後の長編作品だと思うのだけれど、やっぱり、パワーダウンか…

時間と手間を勝手にあっけた番組だった。 このあたりは、さすがNHKってところだなあと思う。 ９０分に渡って、本人たちはもちろん、ナゴムレコードのケラリーノ・サンドロヴィッチなど途中途中にこれまで彼らに関わって来た人々のコメントも交えながら、彼ら…

岩波新書の「演出家の仕事」井上ひさし作の「ロマンス」の演出日記が載っている。 演出家の仕事 (岩波新書)作者: 栗山民也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/11/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (26件) を見る

更新なんて、いつでもできるわと思っていると、日々は光速の速さで過ぎ去っていくもので、最後に更新してから一月半。。。。なんたる無精！自分自身の記録として、足跡として、これからまた記していこうと思う。

【作・演出】細川徹 【出演】皆川猿時 近藤公園 坂田聡 小浜正寛（ボクデス）・BOSE（スチャダラパー）／五月女ケイ子 大堀こういち 【公演日】2009年11月26日（木）〜12月2日（水） 初日に観た。 今回の公演は、「感想＝ネタバレ」になるような気がしたので…

ほぼ満席。ステージ上には無機質な壁と３つの扉。 カフカは好きな作家で『審判』と『城』は中学の頃から何度も読み返している。 カフカ＋ケラリーノ・サンドロヴィッチ なんという魅力的な組み合わせ！ まず、村岡さんと廣川さん、水野顕子さんの三人がそれ…

今シーズン、８２敗目。 ２００６年の８１敗を越えた。水面下では、来期の監督を含めた体制作りが進んでいるんだと思う。 そろそろ、オリックスのＯＢを監督に据えて欲しい。 阪急色を排除するかたちで これまで他所から監督を招聘してきた訳だけど 今年の１…

残酷帝王こと西村喜廣の顔がズームインサタデーで全国に流れた。 ロックか、ロックじゃないかといと 間違いなくロックだろ

地上波全国放送に井口監督の最新作『ロボゲイシャ』！ 先日のイベントの始まる前に受けていた取材の模様が、明日のズームインサタデーのどこかで放送されるらしい。

蔵前の倒れそうな古書店で見つけて買う。 多少、古いけど、500円というお買い得な値段だった。

絶版になっているらしく、近くの本屋では入手できず、アマゾンのマーケットプレイスにて購入。 １日で読んでしまう。 広島カープ、大洋、オリックスブルーウェーブ、日ハムでスカウトを務めた木庭教氏を追っかけている。このなかでなんと言っても、球団創立…

ただし、関西ローカル（MBS）…予告編を観た限りは、かなり、楽しそうな空気を醸し出している。 が、井口監督曰く「かなり重い、後味の悪い話」とのこと。 それは、観たい。デモ田中曰く「井口さんが担当した１話はいい！」 古代少女ドグちゃん [ＭＢＳ公式サ…

自称「ギリギリデートで使える映画」である『ロボゲイシャ』！10月３日から、渋谷のシアターＮでロードショー！！ 映画をより一層楽しむための集まり！的なイベントで、デモ田中はじめ（！）、亜紗美、西村喜廣、沢田王子こと石川ゆうや、泉カイ、ヒロインの…

エレファントカシマシ。 ぎりぎり、記録的な豪雨を避けることができた。ユニコーンを観ていた人とか、大変だったろうと思う。そんなどしゃぶりの時間帯は屋内でマキマムザホルモンで踊っていた。しばらくしてからのニュースによると、亮君は新型インフルエン…

朝、起きてテレビをつけたらやっていた。 この原作となった高野悦子の『二十歳の原点』、文庫は何度か読んだけど映画は初めて。 悦子の憧れの鈴木役が地井武男だった。 結局、“自分”と“他人”との乖離に絶望し、“自分”もエゴの固まりではないかと考える。じゃ…

今日、銀杏BOYZの「ナイトライダー」を聴きながら、吉本隆明の「共同幻想論」をちょっとメモしながら読んでいて、暑かったので窓を開けたら、唐辛子を食べた猫のような勢いで蝉が突っ込んで来た。蝉はかなりパニックになっているらしく部屋の壁という壁にぶ…

井口監督がずっと暖めていたテーマ。 去年、今度、ロボゲイシャっていう映画を作るんですよ、と嬉しそうに話してくれた。前作の「片腕マシンガール」と違って日本資本の映画なので、流血シーンはそれほどでもないらしいが、予告編を観る限り、これまた井口テ…

本多劇場には、圧倒的に女性が多くPPPPって感じ。僕は、いつものように一杯２５０円のホットコーヒーを飲む。冷めてた。 いつも難解な構造で物語を提示してくる倉持ワールド。今回の「cover」は、最後の一言によって、その“難解さ”が氷解していく。もっとも…

ここんところ、毎週ここ（阿佐ヶ谷ロフトA）に来ているような気がする。 内田春菊原作を映画化したこの作品。 『吸血少女対少女フランケン』 監督は友松直之 西村喜廣 の両氏。主演は川村ゆきえ。 今夜の出演者は、上記プラス清水崇監督、山口雄大監督、村上…

情熱大陸７月１２日２３：００ やっと、作家の川上未映子が登場。 彼女の饒舌な文体はとても心地よい。それは、テンポのせいか、あるいは、大阪弁のせいか。 こないだ、ｙｏｕｔｕｂｅで観たエレカシ宮本浩次との対談も。

初日、下北沢本多劇場は８〜４割の入り。さすがに埋まらないか。開演前に劇場内のコーヒーショップでコーヒーを飲むが、今日のはかなりまずい。前はそんなこともなかったのに。 「ザ ベスト オブ 」と銘打っている通り、これまでのコント作品の中から、“よい…

近くのラオックスで中古のCDが売っていて、「風best」を衝動買い。理由は、懐かしい『君と歩いた青春』が収録されていたから。この曲自体は１９７６年頃のものだから、リアルタイムで聴いてはいないけれども、地元で予備校に毎日通っていたころ、昔の曲とし…

どうして、こんなにお金がないのだろう。 どうして、こんなに真剣に生きているのだろう。 どうして、こんなに傷つきやすいのだろう。 蟹工船より蟹工船だ。 現代の階級社会の歪さが表現されている。そして、切実な叫びは誰のよりも芸術作品になっている。中…

WOWOWでやってたのを録画していた。 大泉洋が作・演出ってことで、どんなんだろうと。意外と面白し。また、音尾琢真と戸次重幸の女装がかなりかわいい。