ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

開幕戦で痛いサヨナラ負け

金子のぶっつけ開幕本番には驚かされた。だけど、金子は8回を投げて無四死球で7奪三振。最速は147km/h。ストレートのコントロールがイマイチだったのと、よいときの金子のボールが持つキレは足りなく見えたが、上出来のマウンドだった。その後を投げた、平野と佐藤達は150km/hの速球でロッテ打線を抑える。1-1で迎えた12回表、駿太のセンター前ヒットを足がかりに今シーズン期待している安達のレフト前ヒットで勝ち越し。ここまでは、打てないながらも投手ががんばり、まずまずの試合。これでこの試合をとれれば、ま、2013年はまずまずのスタート!
…のはずだったのに。


「ピッチャー比嘉〜!」


驚いた、これには驚いた。てっきり、中山だと思ったんだけど。オープン戦を見た限りでは、比嘉は球の力、球の切れ、すべてが物足りなく、1軍では到底使えないという内容だった。で、案の定、先頭打者のサブローを出してしまう。清田が犠打を決めて、1アウト2塁。今日2安打の左打者金沢を迎えて、今度こそ、中山かと思ったところ、そのまま比嘉。比嘉ってのは左打者がすこぶる苦手で抑えているのをほとんど見たことがない。まあ、本人もそれを感じていたのだろう、金沢を四球で出す。サヨナラのランナー。そして岡田を迎えるところで、なんと吉野。この吉野も比嘉と同じくオープン戦では散々だった。年齢のこともあるし、上がり目を期待できない投手。開幕1軍自体が理解できない投手の吉野がこんな大切な場面で登板。これまた、案の定、吉野は抑えられず、岡田は内野安打。1アウト満塁。吉野は制球、球の力、どれも1軍レベルにはほど遠く、この段階でサヨナラ負けを覚悟!次打者の根元にもストライクが入らず、押し出し四球。マウンドには半笑いの吉野。ガッツポーズを見せる根元。そして、やっとここで、中山がコールされる。結局、中山が投げるんだ(笑)もう呆れてしまう。中山が投げた初球、高めのボール球ストレートを昨年の首位打者角中がセンターへ大きなフライ。強肩駿太が目一杯バックホームをするが間に合わず。サヨナラ。ベンチの森脇監督は何とも言えないよな表情を見せる。


結局、中山は1球しか投げていないから、状態は不明だけど、どうだろうか、吉野や比嘉よりも状態は悪かったのだろうか。この回1番手に比嘉を投げさせたからには、比嘉のほうが状態がよいと判断したのだろうが。なんとも、納得できない投手起用だった。それと、オープン戦でカンペキだった古川はなぜ1軍にいないのだろうか。これも、もし故障でなければ理解不能だ。とにかく、3時間30分の規制が撤廃された今シーズン、中継ぎ投手に苦労しそうだ。