連日のサヨナラ負け

普通「連日のサヨナラ負け」とくれば、その頭に「まさかの！」と枕詞が付いてもよさそうなものだけれど、残念ながら「まさかの！」ではなかった。「やっぱり！」だった。「やっぱり！連日のサヨナラ負け」だった。

先発の西は、6回を3失点。そのうちランナーを出さなかったのは、２回だけ。はっきり言って軽率なピッチングだった。初球を打たれたことや2ストライクから打たれたり。まあ、軽卒というかいつも通りというか。思い切りのよさが彼の特徴なんだろうけど、プロなんだから、根拠のある思いっきり良さでなければ意味がない。昨日の西は目を閉じて投げているも同然だった。

それでも、リードしてマウンドを降りたんだから。チームはそのまま勝たなければいけなかった。7回を投げた中山は2本ヒットを打たれながらも、なんとか0点で終えたが、昨日、2イニングス投げた佐藤達が、今年まだ無安打の先頭打者今江に、いきなり２塁打を打たれ、同点。その後、平野が2イニングス、森本が1イニングナイスピッチングをするが、打線はあと１本が出ず、4−4のまま、今日も12回を迎える。ベンチが送り出すのは、千葉ロッテを戦力外になり、オリックスにチャンスをもらった変則左腕松本。昨日の吉野よりはあきらかに、球の質がよい。先頭の根元をショートゴロにしとめた、はずだった。遊撃安達の一塁に投げたボールはホーム側にそれ、一塁手縞田をジャンプしながらかろうじて取り、走り込んで来た根元にタッチを試みる、空振り。いきなり、味方のエラーでランナーを出してしまう。耳次打者角中はなんなく送りバントを決め、4番今江は敬遠。次の打者、鈴木のとことで、代打細谷。オリックスベンチはここで右投手を出す。比嘉。この時点で右投手は比嘉だけしか残っていないんだから．仕方ない。比嘉は、代打の代打、ここんところ不調の大松になんと死球。僕は、実は大松が出て来た時点で、もしかしたら、内野ゴロゲッツーでしとめらるかもと少し期待していた。が、その僕の予想の斜め上を行く比嘉の投球。1アウト満塁。ここで投手は古川。バッターボックスには福浦。最後は福浦のレフトへの犠飛でサヨナラ。なんと、12回裏はノーヒットでサヨナラ。ひどい！を通り越して。あきれてしまう試合の結末でした。