ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

「演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る」

14年前に日本テレビで放送され、その後、日の目をみないでいたドラマ。先日、DVDで発売されたので、さっそく購入。
竹中直人主演、松尾スズキ脚本、宮藤官九郎脚本助手。出演陣がかなりカルトで、山崎一吹越満三谷昇井口昇、伊藤ヨタロウ、イカ天バンド「マサコマサ子さん」の故早川サブリナ、と挙げたらきりがない。そして、もちろん若い大人計画の役者の面々、劇団に入団してまだ数ヶ月という阿部サダヲ(初TV)、ぽっちゃりしてかわいい池津祥子、セリフがない顔田顔彦、寝起き顔の宮崎吐夢、そのほか、今はいない山本密、立石明石、片葉みはる、さらに、宮藤官九郎夫人も、etc
ストーリーは、詳しくは言えないのだけれど(当然)、これを見ると、自分自身の記憶に自信を持てなくなってくるかも。人間は、忘れたい記憶には無意識のうちにフタをしてしまうものなのだ。そのあたり、SEXカウンセラーの松尾スズキと秋山奈津子が「スキスキ大作戦!」で解きほぐしてくれるでしょう。


それにしても、14年前に放送されたこのドラマを見るとあらためて気がつく。現在放送しているドラマって、視聴率、スポンサーの意向しか気にしていないし、“自主規制”という意味不明なフィルターによって、視聴者は毒にもクスリにもならない“残りカス”を見せられているってことを。そういう意味で視聴者+作り手不在の時代といえるのかもしれないな。


最後に、“俳優”井口昇はいい!夢でうなされた。。。

演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る [DVD]

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