ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

大人計画本公演「ドブの輝き」千秋楽

客席通路にパイプ椅子、座布団席。満員。初日に続いて、2度目の観劇。
ロビーでケラリーノ・サンドロヴィッチ氏を見かける。ナイロン100℃の「犬は鎖につなぐべからず」も千秋楽じゃないか。こんなところにいていいのか。ま、いいけど。


内容は、初日に比べてアドリブ的な部分(アドリブと見せかけて実は台本通り含)がかなり増えている印象。それと、荒川良々の相変わらずの卑怯キャラは面白。


初日は最前列のため、全体を観られなかったけど、今回は中程の席から。井口昇監督の「えっくす」の面白さを再確認。井口さんのブログによると、DVD化される予定はないらしいので、しっかり、目に焼きつける。井口さんの演出するオドちゃんこと池津祥子さん。さすが。それと、松尾スズキさんの「疲れやすい顔」、思い出し笑い。


カーテンコールは2度。最後は、幕が降りてくる。
今回の公演で、もっとも印象的な役者は誰か?
そう尋ねられたら、顔田顔彦!と、つい口をすべらせてしまいそうな今回の公演だった。
それでも、僕は、松尾さんの「アイドルを探せ」は好きですよ。ああゆう、だめだめ人間ばかりが出てくる芝居って、久しぶりだし。大人計画らしいと思えたし。今でもシルヴィ・ヴァルタンが聞こえてくるし。