ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

プレーオフの先にあるもの

今年は合併元年。プレーオフに進出するチャンスを迎えているし、それは新生オリックスを全国にアピールする絶好の機会でもあるのだろう。だけど、その後はどうなるのだろうか。来年のことでなく、その次の年、そしてまたその次の年。将来のバファローズがイメージできない。仰木監督が今年で勇退し、来年、新しい監督が就任する。きっと最下位だろう。そしてそれは何年も続いていくだろう。その理由は、今年の善戦が仰木監督采配に拠るところがあまりにも大きいから。そしてその仰木マジックと言われる選手起用法が、選手育成と相反することだから。

僕の本音は、再来年までの3年間はプレーオフに進出しなくてもよいから、5年後、10年後バファローズを背負って立つ選手を育てて欲しいし、将来に備えた選手起用をして欲しい。そしてドラフトでも素質のある高校生を獲得して欲しい。(最近のオリックスの弱体化は、以前からの員数合わせ的なドラフト戦略が原因なのは明らか)

今年は、たとえプレーオフに進出したとしても、優勝できる戦力でないのは明らか。それだからこそ、将来に備えた選手起用をして欲しい。

最後に、
仰木監督は、そんなことくらい全て分かっていると思う。今いる躊躇半端なベテラン勢を使うより、素質ある若い選手を積極的に起用することが長い目で見てチームのためになる、ということを。それなのになぜ、あえて目先の勝利に拘るのか、仰木監督は今年一年限りでユニフォームを脱ぐことをはじめから決めているから。そしてなにより、プレーオフに進出するためでななく「優勝」するために全力をつくしているから、だと思う。