ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

平田オリザ『演劇入門』

  • 戯曲の舞台はセミパブリックな空間を選ぶ。
  • プロットを考える。プロットとは通常、話の筋だが、彼の場合、単に人の出入りと、その人物たちによってもたらされる情報の内容だけを指す。
  • エピソードを考える。実際にその場面で何を話すか、話題を考える。
  • 戯曲を書くために必要な能力。想像力・記憶力・観察力
  • 「対話」と「会話」の違い。「対話」とは、お互いに相手のことをよく知らない、未知の人物との情報交換や交流。「会話」とは、すでに知り合っている者同士の楽しいお喋りのこと。いわゆる日常会話。
  • コンテクスト(文脈。一人ひとりの言語の内容、一人ひとりが使う言語の範囲)の擦り合わせが必要。
    • 自分の考えは、当然、自分の考えている当の事物と一致しているものと信じている。
    • 自分がある言葉によって表明した考えや物事は、他人も同じ言葉によって表明すると考えている。

   →これらは当然、誤解である。

演劇入門 (講談社現代新書)

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