荻原浩著『コールド・ゲーム』
中学のときの同級生たちに襲いかかる不可思議な災難。それは、中学のときのいじめられっ子の復讐だった。
まあ、ありがちっていえばありがち。
ただ、テンポの良いプロットと文章で飽きさせない。キャラクターの配置もよくあるパターンなんだけど、それが安定感をもたらす。
それも著者の力量なんだろうなと思う。
それでも、ラストの落とし方はどうだろう。僕だったら、ああいう結末にはしなかったろうと思う。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: 文庫
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