ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ×古田新太「犯さん哉」〜パルコ劇場〜

犯さん哉
作・演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ×座長=古田新太
[劇作・脚本][演出]ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[出演]古田新太/中越典子/犬山イヌコ/姜暢雄/大倉孝二/八十田勇一/入江雅人/山西惇


若干のネタバレあります。


久しぶりに腹痛になるくらい笑った。ほんと馬鹿馬鹿しい。そして、この類の笑いを以前にも経験したことがあるよなーと考えていたら思い出した。昨年観た、男子はだまってなさいよの「宇宙戦争」だ。あの時は荒川良々が白いブリーフ一枚だった。今回は、古ちんがブリーフ一枚。……なんて、アホなんだ。シュール過ぎてアホとしか表現できない笑い。


隣のおじさんがつけてくれた僕の名前。「古い田んぼのような男の子になるように」って。


古ちんのひとつひとつの動きが(KERAの指示なんだろうけど)恥ずかしすぎて。そして健気すぎて、笑わずにはいられない。
そして、大倉孝二の演技にいまさらながらに感心。舞台の袖から出てくるたびに違う大倉孝二がいる。
KERAの演出は、最後まで観客席を楽しませてくれるし、役者陣もさすがベテラン、120%以上の力でそれに応えている感じ。

カーテンコールは2回。古ちんから最後まで目が離せなかった。


大人計画の舞台で、こんなに笑って、こんなに満足して帰ることって、最近まったくないなあああ。