ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

やっと観ました。丸の内ピカデリー2。
あれじゃ、泣いてしまいますよ。泣きましたよ。「フラガール」と同様、親の愛情ってのは、キツイです。なんだか、条件反射でボタ山を見たら泣いちゃいそうです。はなさんの記事にあったように「やさしいやさしい映画」でした。


汽車の中。オカンが朝早く起きてつくってくれたお弁当と、かなり無理して工面したであろう一万円札。「北の国から」です。旅立つこどものためには親は無理をするんです。


松尾スズキさんの脚本は、かなりテンポがよくて、その世界を樹木希林オダギリジョーの親子は全速力で走り抜けて行った。そこまで、真摯にならなくても、と思うくらいに。


そのおかげで、観終わったあと、僕の頭にリフレインされるのは
「あ、アルフィーの高見沢さんです」
という荒川良々のことば。


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