だから、上京した訳ではないけど……
ぼくの生まれた街には映画館が一軒もありません。今はないけど、昔はあったという訳でもなく、これまで一度もあったことがありません。観たい映画があっても、片道50分かけて観に行かなければなりません。そんな、田舎町で育った僕の心に東京への強い憧れが芽生えたのは、当然の成り行きだったのだろうと思います。
全国の総スクリーン数は、平成5年にシネコンが登場してから増え始め、同9年から今年までの10年間で1219増。大きく増えたのは東京都や神奈川県、愛知県、大阪府といった都市圏で、地方では見たい映画をなかなか選べないという現象が続いている。
同連盟の愛宕(おたぎ)威志事務局次長は「人口の多い大市場でスクリーン数が多いのは当然の経済原則だが、過疎が進む地方都市では普通の映画館の廃業も目立っており、今後、格差はさらに拡大するのでは」と予想する。
今の、好きな演劇や映画をいつでも観られる環境をありがたく思わなければ。
引用元 エンタメも格差社会…映画で東京と地方39倍差
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/other/52142/