ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

「風の影」

カルロス・ルイス・サフォン著。集英社文庫。好評らしいので早速読み始めました。まだ、上下巻のうち上巻の4分の1しか読んでいないので、なんともいえないのだけど。グイグイ物語に引き込む力は相当なものだと思います。スペイン語圏の小説といえば、ガルシア・マルケスとかバルガス・リョサが有名だけれども、どれも魔術的なことばで虚構の世界に読者を引き込みます。この「風の影」も例外ではなく、小さなエピソードを積み重ねながら、気がついたら……。久しぶりに、続きを読むことを楽しめる本に出会えた気がします。

風の影〈上〉 (集英社文庫)

風の影〈上〉 (集英社文庫)