ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

岩松了さん「しみじみ…四月は残酷な月だ」

帰ってきた時効警察」を観ていたら、熊本課長こと岩松了さんが「しみじみ…四月は残酷な月だ」と吟じて、「有名なイギリスのポエムだ」と言っていた。


ところで、僕は、このポエムを知らなかったので、ちょっとだけ調べてみた。


すると、確かにトマス・スターンズ・エリオットというイギリスの詩人。
「荒地」という詩集の一編だそうで。なぜ、「残酷」なのかはよくわからないんだけど、新しい生命が芽吹く4月ってのは死と裏表で、しみじみ…残酷さと隣り合わせだなあって、言われたら誰だってそう思うだろう。


そう言われてみると、僕は4月がずっと嫌いだった。なぜか、新しい出会いがあるから。新しい出会いってのは「未知なるもの」に違いなく、それはそれは、恐怖の源泉なのです。

荒地 (岩波文庫)

荒地 (岩波文庫)