ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

「博覧會〜世界は二人のために〜」at 東京グローブ座

公演日程 2010年4月8日(木)〜2010年4月21日(水)
作  千葉雅子
演出 池田成志
出演 荒川良々星野真里、大谷亮介、菅原永二千葉雅子池田成志篠井英介

いつものことではあるけど、荒川良々には、つい笑う。これは、いかがなものかと思うけど仕方ない。


太平洋戦争のまっただだ中、まだ、日本は調子良く、南方へ進軍を続けている様子。旅回りの一座は、国内の興行ができなくなって、なんとか台湾で一旗あげようと考えている。

戦時中の閉塞感が感じられ、さらに、異国での不自由さと弱小一座の悲しさが散りばめられていて、ある種の物悲しさをずっと感じた芝居だった。
僕は、これまでに見た千葉雅子の芝居で一番、入り込めたように思う。もちろん、池田成志アニキの演出も大きな理由なのだろう。