ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

ゆうばりファンタ3日目

朝、学習能力が皆無な僕は朝食を食べ過ぎ。
朝食後、ホテルの部屋でベッドに潜り眠ってしまう。目が覚めたときはすでに12:00を過ぎていた。慌ててシャワーを浴び身支度。完了後、市民会館へ。


永井豪先生の漫画家生活40周年を祝う集い」
大学の学食のような雰囲気漂う軽食喫茶室を抜けると奥に和室。そこでそのイベントはあった。座布団に座った30人ほどのファンの前に穏やかな表情の永井豪氏。ゆうばり映画祭との関わりを話す氏。会の後半は永井氏直筆の色紙ほかグッズのプレゼント。


17:00から、フォーラムで村上賢司監督の作品。「拝啓、扇千景様」「俺の流刑地」「フジカシングルデート」。いずれも、インパクトのあるドキュメンタリーで、異様な迫力があった。犯罪者スレスレの考えを持つ映画監督(村上監督のコトデハナイ)。社会に受け入れられるかどうかなんて関係なく、自分の認めないモノは遠慮なく罵倒する(村上監督のコトデハナイ)。スバラシイ。


19:30から、同じくフォーラムで藤田章監督作品「ダンプねえちゃんとホルモン大王」。なんといってもデモ田中さん!九州弁炸裂!おバカ映画炸裂!久しぶりに笑った。理由なんてどうでもよく、説得力なんてどうでもよく、ただ目の前の映画を楽しむ。上映終了後、デモさんから「どうだった?」と訊かれる。「デモさんの九州弁がよかったです」訳の分からない回答で自爆。


22:30から、シューパロでミッドナイトシアター。井口昇監督作品「片腕マシンガール」と西村善廣監督作品「東京残酷警察」のイベント。今回のゆうばり遠征の目的はコレ。おそらく今後国内で上映されることはないだろう「片腕マシンガール」。今夜はワールドプレミアだ。井口さんは会場が埋まるか心配だったらしいけど、ふたを開けてみれば、立ち見もでるほどの満員。
上映前に、ふんどし姿の井口さんと西村さん。前説のように拍手の練習。タモリのように「チャッチャッチャ」と拍手をコントロールしたい井口さん。うまくできない。もう一度やるけど、やっぱりうまくいかない。
上映。スクリーン一杯にはじける鮮血。そのたびに会場から歓声と拍手の嵐。西村さんと井口さんのタッグで制作した「片腕マシンガール」。期待以上の迫力、おもしろさ。井口さんは常にエンターテイメントを意識して作品を仕上げてくる。脚本もシリアスとコメディのバランスが絶妙。その緩急が僕を物語世界にあっという間に引き込んでくれた。いつまでも終わって欲しくないと思いながら観た。久しぶり。そして映像が美しかった。
上映後の、ゆうばり名物「ふんどしボーイズ」はまあそれで。