ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

ナイロン100℃本公演「わが闇」劇評

今更ながら。
評]わが闇 (ナイロン100℃)やはり「長いから面白い」

いつもよりシリアスな色合いが強いが、本筋とは一見関係ない会話の面白さは健在。せりふの繰り返しや言い間違い、微妙な間やズレが笑いを生む。最初は気楽に笑っていた細かなエピソードや描写が後々、大切な伏線だったと分かる展開は相変わらずスリリングだ。毒気の強いケラにしては珍しく、ラストに希望の光ものぞく。