ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭り

 「犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート」〜サンシャイン劇場
作・演出:いのうえひでのり
出演:古田新太 宮藤官九郎 勝地涼 /
   橋本じゅん 高田聖子 小松和重 粟根まこと
   逆木圭一郎 右近健一 河野まさと 村木よし子 インディ高橋
   山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
   村木仁 川原正嗣 前田悟
   池田成志 / 木野花


やっと観た。劇団☆新感線のネタもの「犬顔家の一族の陰謀」。場内は、当日券組を含め超満員。男女の割合は8:2で女性の勝ち。
この芝居は、様々な映画やミュージカルへのオマージュやパロディが満載で、その原典を知っていたら、尚更、楽し。

ところが、残念、僕は「エリザベート」や「オペラ座の怪人」には、とんと疎く、面白さの半分も感じられなかったんじゃないか。



一方、金田一耕助モノの映画は繰り返し繰り返し何度も観ている。おかげで、いのうえさんがあちらこちらに仕掛けた金田一絡みのギャグはほとんど拾えたと思う。
映画のラストシーンで、金田一耕助が報酬を受け取る際、依頼者に対して必ず領収書を書くという意外ときっちりした性格のところとか、今回も出てきてうれしくなる。


全体的には、スクリーンに映し出す映像を多様し、ストーリーの展開、場面転換がスムーズかつ分かりやすい。
そして、徹底して作り込んだ、最後まで飽きさせないエンターテイメント。
そんなの最近の大人計画にはないよね。悲しいけど。


それにしても、橋本じゅんさん、面白すぎ!あれはいったい、なになんだろうと思う。