『イッツ・オンリー・トーク』 絲山秋子
なんとなく読了。
表題作は文學界新人賞受賞と同時に芥川賞候補。
精神的に病んでいる主人公の周囲には強烈な男たち。そんな彼らと、すぐ枕を共にしてしまうクセを持つ主人公。
ただ、強烈な登場人物の割に、作品そのものは脱力感満載で淡々と進行する。こういうところが僕はよかった。カンタンに書いてそうで、実は緻密な計算の上に成り立っている小説、そんな作品だと思った。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/02/10
- メディア: 単行本
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