ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

「パイルドライバー」〜渋谷シネ・ラ・セット〜

脚本・監督:石川均、出演:松尾敏伸村杉蝉之介藤原一裕(ライセンス)、脇知弘鈴木美生板尾創路武田真理子、大楽源太、河原さぶ麿赤児、そして皆川猿時

レイトショー。着いたのは21時頃、映画館が入っているビルの4階にあるカフェはすでに閉まっていた。そこで上映時間まで暇をつぶそうと思っていたので残念。しかたなく3階の劇場の前で待つ。同様と思われる人は10人弱。ま、この時間、この映画だとこんなものだろ。

一応、ヤクザのミュージカル映画。コメディタッチのヤクザ映画といっても「唐獅子株式会社」とは違う。ヤクザが商売を始めて金儲けをするってのは同じだけども、タッチが軽い。深さがないというか。まあ、小林信彦原作の「唐獅子」と比べること自体が間違っているのだろうけど。シーンひとつひとつで笑わせようと必死なのがこちらにあまりにも分かりやすく伝わるからシラケてしまう。笑えない。で、忘れた頃に唄が入ってきて、「あ、これミュージカル映画だったんだ」と気がつく始末。そこで物語の流れをぶった切ってしまうからどうしようもない。

と、悪口ばかりになってしまったけど、なんだかんだで2時間近く眠らずに観た。ツタヤからDVDを借りて来て気軽にウチで観るにはちょうどいい娯楽作品なのかもしれないな。でも、ツタヤのレンタル料金が半額の時に限るけど。