ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

某忘年会でのこと

先日、大学時代の友人たちと忘年会。このメンバーは一年に一回、忘年会のときだけ顔を揃える。独立して法律事務所の開設を目指している不動産屋、僕と同じく物書きをやろうとしている奴、千葉県庁勤務など、職種は様々で、毎年、いろんな話が聴けて楽しい。
2次会で、不動産屋と僕が言い争いをした。テーマは、「公共事業の談合」。不動産屋は中小の企業を救うために(持ち回り)談合は必要だという。それに対して、僕は違和感を持った。僕が違和感を持った、言い換えれば、不信感を持ったのは、それが法に触れているからでも税金の無駄使いになるからでもなく、不動産屋が「談合」を「必要である」と言い切ったからだ。彼は「必要悪」という「灰色言語」を用いてそれを肯定した。不動産屋は職業柄、様々な業者と付き合いがあり、中小企業の困窮した実情も目の当たりにしているのだろうけど、「必要悪」ということばだけでそれを片付ける彼をどうしても許せなかった。
なんだか後味の悪い忘年会になってしまった。