ル・マン松井の活躍

スポーツナビのコラム
ル･マン松井、逆境でつかんだエトワール
〈松井選手〉彼が今、海外で最も活躍している日本人サッカー選手のひとりであるということは間違いないと思いますが、彼は本当にアウェイに強い、そして自分を苛酷な環境に追い込んでそこで力をつけその力をアウェイの環境で発揮できる稀有な選手ですね。
彼は京都出身なのですが、高校は鹿児島実業を選択。トリッキーな彼のプレースタイルとフィジカルを前面に押し出しロングボールを多用する鹿児島実のサッカーとは全く正反対のように見えます。というか、正反対です。中学生の松井はそのサッカースタイルの違いを踏まえ、自分に足りないフィジカルの強さを身につけるために鹿児島実に入学したということです。いつでも将来を見据えて、彼自身にとってプラスになる選択をしていく。それが、この鹿児島実への入学であり、当時フランス２部リーグのチームだったル・マンへの移籍だったのだと思います。