ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

ここにも経済活動

店に本を売りにくる人が1日に何人かいる。
近所のおばさんや若い女の子、帰宅途中のサラリーマンなど
様々だ。そんな中、ここのところ毎日のようにやって来るお
じさんがいる。見た目はあまりきれいな服装ではなく、強烈
な匂いがする。いつも、大きな黒い鞄を右手に持って、何度
もおじぎをしながら店に入って来る。


そして、「いいですか?」と言いながら、鞄の中から10冊以
上漫画週刊誌をカウンターの上に載せる。どれも昨日、ある
いは今日発売されたばかりの最新刊だ。それをおじさんはど
こからか入手してくるのだ。
で、僕は一冊あたり30円で買い取る。おじさんは代金を受け
取るとうれしそうに帰って行く。


僕はその買い取った雑誌に一冊あたり120円の値札をつけ
て店頭に並べる。これがあっという間に売れるんだ。
発売当日や翌日に「ヤンジャン」や「ヤンマガ」を120円
で読めるのだから、そりゃー売れるわなという話。
こういう風にしてウチの経済は回ってる。