ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

今日も槇原敬之を聴きながら

「君は僕の宝物」を聴いている。これってマッキーの初期のアルバム
の中でも特に気に入っているもののひとつなんだ。

「三人」とか「遠く遠く」って、九州から上京した僕にはとても共感
できる詩で、頭の中のいい思い出が保管されているところを刺激して
とても気持ちよい気分にさせてくれる。


そんな大好きな曲が詰っているこのアルバムの中でも、特に大好きな
曲が「てっぺんまでもうすぐ」。


この曲には思い出があって、
ある女の子と初めてのデートで葛西臨海公園に遊びに行った。その子
の手作りのお弁当を食べたり、観覧車に乗ったり、水族館にも行こう
と思ったけど、閉館時間がすでに過ぎていて行けなかったり、とか楽
しい日曜日を過ごした。
で、彼女が行きたいと言って、次に行ったカラオケボックスで、僕は
何を歌おうかと考えながらウタ本をめくっていたら、槇原敬之のペー
ジが目に付いた。そこで僕は、今日の雰囲気だったらマッキーいいか
もなぁと思って、彼の曲を上から順に見ていった。


そして、目にした
「てっぺんまでもうすぐ」。
あ、これって、確か男の子が好きな女の子とデートしていて、
なかなか告白できないんだけど、観覧車の中で思い切って好きだよ
っていう内容の曲だよなぁ、って思った。


今日歌うのにぴったりじゃん。。。


そう思ったのが失敗だった。
イントロが始まった。画面に歌詞が表示される。
声を出す。歌いだす。
。。。。。のはずが歌にならない。
キーがまったく合わない、歌えない、というよりも、歌になっていないじゃん。
でも、サビの部分だったら歌えるかもと思って、そこまで
ダマシダマシ歌って、サビになった。
尚更、歌えない。
この曲難しい。っていうか僕が音痴なだけか?
尾崎豊の曲だったらいつも歌っているのに。。。。


彼女を見たら、気がつかないフリをしてウタ本をめくっている。
絶対、気がついていないはずないよ〜。
心の中では、コイツ音痴か?これ歌?マイク使って独り言?
って思ってるよ。


その曲が終わると、
授業中にすごい音量でグーッと誰かの腹のなる音がして
その音のした方を見ると、好きな女の子が顔を真っ赤にして、下を向いていた
ときと同じくらい気まずい空気が流れた。

君は僕の宝物

君は僕の宝物