ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

『四畳半レイディオ ディアゴスティーニ ボトルシップ』〜阿佐ヶ谷ロフト〜

今月の四畳半レイディオが行われた1月31日は昨年の2月1日から挑戦されていた「細川徹さんの365日カレーを食べる」の最終日。今夜、カレーを食べれば、達成!その瞬間に『佐伯新1年間鼻毛を伸ばす!』企画がスタートする。


で、記念すべき今夜のカレーは、五月女ケイ子さん特製のカレーケーキ。スポンジの部分がライスで上に生クリームといちごが載っている。火のついたろうそくが3本。大堀さんの歌に合わせて火を消そうと息を吹きかける細やん。


そして、カレーを食べる細やん。
ま、そりゃーうまい訳はないか。
ご飯の上に生クリームとカレーだし。


休憩中も今にも倒れそうな顔をしてスプーンを口に運ぶ細やん。
味もそうだけど、ツライのは4人前という量だろう。

その量を消化するために、観客に一口ずつ食べてもらうゲストカードと大堀こういちさんが歌で応援するソングカードを行使。


小象ではない大堀こういちさんがメロディを忘れるという困難を乗り越えて応援歌を歌う。その間も、苦渋の表情でスプーンを口に運ぶ細やん。そのバックには走馬灯のように流れるカレーと共にあった細川徹の364日。ゴール前のラストスパート、カレー皿を傾けウーロン茶のグラスに流し込む。氷とウーロン茶とカレーと生クリームが混ざった異様な飲み物。そのグラスを片手で持つ。世紀の瞬間を待つ観客は用意していたクラッカーを構える。グラスの中の異様な飲み物をごくりと流し込む。横では五月女ケイ子さんが心配そうな目で見ている。最後の一滴をぐいと飲み込む細やん。一斉に鳴るクラッカー。細やん、ガッツポーズ!涙ぐむ五月女ケイ子さん。
感動的な空間だった。カレーを365日食べるっていう、ま、言ってみれば、とてもくだらないことをこんな感動的なゴールシーンに昇華させるのって、 細川徹だからこそってことも言えるわけで、それは、ばかばかしいことこの上ない男子はだまってなさいよの「宇宙戦争」がすばらしく新しいジャンルの演劇になっていたのと同じくらい当たり前のことなんだなって思う。


で、無事に365食目を完食し、空になった皿をケータイで撮影し、佐伯新さんのケータイに画像を送った。
これで、佐伯さんは、2009年、鼻毛ぼーぼー俳優としてブレイクすることになった。