ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

本谷有希子『幸せ最高ありがとうマジで!』〜PARCO劇場〜

平日マチネ。かなり入っている。さすが本谷。ロビーで本木雅弘夫妻、南原清隆とか。1,500円也のパンフを購入。松尾スズキさんの文章があった。確か、本谷有希子は松尾さんのENBUゼミの生徒だったと思う。

公演日程 2008年10月21日(火)〜11月9日(日)
作・演出 本谷有希子
出演 永作博美 近藤公園 前田亜季
吉本菜穂子 広岡由里子 梶原善


街のどん詰まりにある新聞販売所。そこに女がやって来る。


永作博美が彼女らしい演技でステージ上のタクトを振る。無意識の意識を敢えてほじくり回すような本谷の芝居。観ていてなんだかツラクなるところもある。そこまで、突っ込まなくてもよいじゃないかとか言いたくなる。過剰なコミュニケーションっていえばよいのか。


ただ、それは、新鮮な感覚ではない。


初めての本谷有希子の芝居鑑賞。ホントはもっと毒がある芝居を期待していた。期待が大きすぎたのかな。面白い作品ではあったけど、テレビドラマと変わらないような気がする。生の舞台で観る必要はないような。ただ、この舞台を観た後、筒井康隆の小説を読み返したくなったのはなぜだろう。