ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

ホテル・ルワンダ

日本では昨年公開された。
アフリカの小国ルワンダフツ族ツチ族による内紛により、120万人以上の人々が虐殺された。映画の主人公は、1200人以上の人々を自分が支配人を務めるホテルにかくまったポール・ルセサバギナ。


物語の中で、西欧諸国のアフリカ蔑視が浮き彫りにされる。彼らは、黒人だから、アフリカ人だからという理由だけで、見捨てられた。そもそも、この内紛は、彼ら西欧諸国の身勝手さが原因なのに、だ。


最初はツチ族である自分の妻と家族だけを守るつもりだったポールが、虐殺の実情を知るに従い、フツ族過激派から追われて来たたくさんの人々を守ろうと決心する。外国からの援助が期待できない、八方ふさがりの中で、今まで培ってきた知識で機転をきかして、難民を救おうとする彼の勇気には、鳥肌がたってしまう。と、同時に、西欧諸国の無関心ぶりには、歯ぎしりをしてしまうのだけれど。
日本国内で、日本人同士が戦う、虐殺する。想像したくない。