ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

鈴木清剛「ラジオデイズ」

久しぶりに読んだ。某古本屋で100円で購入したので。文化服装学院コムサという経歴の鈴木清剛。。彼はこの「ラジオデイズ」で文藝賞を受賞し、デビュー。ハラハラドキドキのストーリー展開はまったく無いこの小説、僕は大好きで、今回の読了が通算5回目くらいかな。この小説を読むと、「小説って簡単に書けそう」と思ってしまう。だけど、この「何も事件が起きない」感覚で最後まで読ませる小説ってのは簡単に書けるものではない。この小説を読んで、勘違いした人間がここにもまたひとり。

ラジオデイズ (河出文庫―文芸コレクション)

ラジオデイズ (河出文庫―文芸コレクション)