ファインダーの中には何が見える

思いついたことをつらつらと書きます。

[stage]NYLON100℃「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」〜本多劇場

ナイロン100℃の28th SESSION。4回目の上演になるとこと。ケラの作・演出作品の生鑑賞は先日の「労働者M」に続いて2度目。下北沢の本多劇場はほとんど満席、当日券客の補助席もでている。客層として男女比は4:6くらい。大人計画の公演に比べて男性の割合が若干多め。
全体的な印象として白っぽいセット。ボケ始めたじいさん家族の光景。病院から脱出を企てる入院患者。この2つのストーリーが重層的に絡み合いながら物語が進行。
新感線の舞台でおなじみの馬渕英俚可、今でも白井貴子が忘れられない峯村リエ、そして「僕の魔法使い」の演技が印象的な大倉孝二など、僕が好きな俳優が多数出演。そしてもちろん、石鹸こと三宅弘城も。
これらの俳優がKERAの魔術に操られ不思議な世界を紡いでいくイメージ。見慣れている宮藤官九郎の演出作品に比べ、芝居的な仕掛けが多く、次の場面はどのような展開になるのかワクワクさせてくれる。そしてそのワクワク感はよい意味で裏切られる。やっぱり有頂天の曲と重なる部分があるかなと思ったりもする。ウチに帰って、録画していたKERA演出の「時効警察」を見直した。